10月 132012
 

窓と壁の結露。
この話は奥が深すぎて、きりがありませんので今回は無理やりまとめに入ります。
本当は内部結露という目に見えないところの結露の話もあるのですが、今回は触れません。

これまでのはなしで、

・ 窓の断熱対策をして、窓の結露が軽減されても室内の空気中に含まれる水分が減るわけではない。
・ 空気中の水分量が変わらないので、今まで壁が結露していたなら窓の結露とは関係なく壁は結露する。
・ 具体的に、室温20度 湿度50% なら、露点温度は10度。10度以下の物に結露は発生する。
・ 住宅で一番外気に影響されるのが窓で、一番効果的なのは2重窓。ガラスはエコガラスがお勧め。
・ 窓の結露は除湿と同じ。窓の結露を止めると、次の弱点である壁の結露が発生する事がある。
・ 壁の結露対策は、空気の滞留をなくすことが重要。換気扇やサーキュレーターで滞留防止。

住宅における窓は壁と比べると比べ物にならないほど断熱性能は劣っています。
結露でのお悩みは窓が圧倒的に多いのがその理由です。
しかし、窓の断熱性能をアップすると今まで結露しなかった場所に結露が発生する事があるという事を
頭に入れておかなければなりません。

最終的には、結露対策は温度と湿度の管理です。
上記の表を参考にしていただき、加湿しすぎないようにするのが第一です。
露点温度とは、結露し始める温度です。
部屋の中で10度以下になりそうな場所の断熱対策をすれば結露の少ない快適な空間になるわけです。
また冷たい空気は下にたまりますので、空気をうごかして部屋全体の温度差をなくす事も重要です。

温度・湿度・換気 これが一般的によく言われる結露対策になるということです。

最後になりますが、窓の結露・断熱対策は、専門店である当店にお問い合わせくださいm(__)m

 Posted by at 23:03

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