11月 262012
 

 

 

上の表は断熱フイルムと明記してある、ガラス用フイルムの性能表です。
下に当店がお客様にお渡ししている、各メーカーのエコガラス性能比較表がありましたが
当店の重要なデータの為、削除させていただきました。
ご希望の方は当店までお問い合わせください。

この表の中で、冬の寒さ対策に重要なのは熱貫流率という数値です。
数値が低いほどガラスを通しての、熱の移動が少ないということです。
簡単に言うと、部屋の温めた空気を外に逃がさず、外部から冷気が入りにくくなるということです。
これを断熱性能と言っています。

断熱フイルムとして売られているフイルムの熱貫流率は4.5です
シングルガラスの5ミリ(FL5)の熱貫流率は5.9
エコガラスと呼ばれていない空気層6ミリのペアガラスで3.4です。
このフイルムの断熱性能はシングルガラス5ミリより少し良い程度です。
私共が結露や断熱でお悩みのお客様には絶対にお勧めしない
空気層6ミリのペアガラスより断熱性能は劣るという事です。
私共がお勧めしているリフォーム用のエコガラスでは
旭硝子のペヤプラスが熱貫流率2.1、日本板硝子スペーシアは1.4です。
大きな性能の違いがお分かりになると思います。

このガラスフイルムは、遮熱効果は高いので夏に日ざしの降り注ぐ南面の大きな窓や
西日の入る窓に貼ることにより、冷房効果は大幅にアップすると思います。
ただし、ガラスからの熱の移動は大きいので冷やした部屋の空気はどんどん外に逃げて行き
外の熱気はガラスを通して中に入ってきます。
日の当たらない窓に貼っても、夏も冬もほとんど効果がないという事になります。

エコガラスと呼んでいるリフォーム用のガラスは、夏の遮熱・冬の断熱
両方を考えて作られています。
夏の日ざしをやわらげたい場合は、より遮熱効果の高いエコガラス
逆に冬の太陽の暖かさを取り入れたいのであれば、より断熱効果の高いエコガラス。
というようにお客様のご要望をお聞きしながら、お勧めの商品をご提案しています。

ちょっと考えてみてください。
ガラスにフイルムを貼るだけで十分な断熱効果が得られるのであれば
ペアガラスなんて必要ありません。
また、建物の壁の中に分厚い断熱材なんて必要ないと思いませんか?
 

 

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